愛、は状態を表す言葉ではなくて動詞だと思う

「愛している」というのは

ある状態を表す言葉ではなくて、動詞である。

動詞というのは、積極的に何かすることである。

…というのを、何の本で読んだか忘れていましたが、

なるほどなと思って自分の考えとして取り入れていました。

調べてみたら、あの有名な「7つの習慣」で読んだことでした。

10年位前に読んだことを未だに覚えているとは、よほど衝撃を受けたんでしょうね、私。

以前テレビの番組で冷蔵庫整理をしているのを観たことがあります。

整理整頓マスターみたいな女性が整理整頓のコツを伝授する、

よく見かける内容のものです。

よくある内容は、

一度全部出す。

使う、使わないに分ける。

一つ一つ場所を決めてしまう。

冷蔵庫だと、トレーを使って分類する。

例えば、「朝ごはんセット」として納豆、常備菜を一つのトレーに入れる。

「パンセット」としてジャム類を一つのトレーに入れる。

そして、おぉ、これいいね!と思ったのは

「子ども用おやつトレー」と「夫用晩酌セット」です。

「子ども用おやつトレー」は、

子どもが喜ぶゼリーなどを入れておくトレー。

子どもが自分で冷蔵庫を開けてそのトレーを見ると

子どもがうれしくなるような物がいつも入っているトレー。

「夫用晩酌セット」は、

夫が自分で冷蔵庫を開けてそのトレーを見ると

何本かのお酒とつまみがセットになっていて、選べるようになっているトレー。

これって「愛」の具体例ですよね。

こういうのが、「愛する」「愛している」ということだなと思いました。

「好き」というのは気持ちを表す言葉で、動詞ではないと思います。

だからこの論調でいくと、はっきり言ってしまえば

「愛する」のに「好き」かどうかは関係ない。気持ちは関係ない。ってことになります。

好きとかの気持ちはとりあえず置いておいて(もいいから)、

愛する。

大切にしているよ、という行動をする。

相手に直接何かしなくてもいい。

相手が喜びそうなこと、うれしいだろうなということをする。

そう思うと、ママというのはいつも色々「愛」をしているな、と思いました。

子どもは辛いのが食べられない、甘いのが好き。

夫はピリ辛が好き。

だからカレーは二つの鍋で作る。

とか、

人知れず布団を干す、とか

洗濯したハンカチは後ろにしまって、いつも違うものを使えるようにセットする、とか

そういう細々した一つ一つって「愛」だよね、と思いました。

その上に、またどんどん新しく「愛」をしていく。

冷蔵庫のトレーのように。

たぶん全てのことに「愛」はできると思います。

それでね、それをしている時の波動。

絶対伝わりますよね。

その相手だけじゃなくて、他のことにも伝わるし、

自分にももちろん伝わります。

誰かが喜ぶように、とやっているけど

結局のところ自分にかえってくるんだな、と書いていて気付きました。

やっぱり世界=自分なんだなぁ。

子どもが生まれると丸くなる(人がいる)、と聞いたりするけど、

愛する対象が生まれて、

子どもに送っている愛が本人に返ってきているってことなのかもしれません。

子どもだけじゃなくて、

大切にしたい何かや

好きな何かがあるってすごいいいエネルギーの循環を作り出しますね。

「好き」のパワーは本当にすごいなと思います。

自分の「好き」も見つけ、育て、大切にしていきたいですが、

子どもの「好き」も見つけ、育て、大切にしていってあげたいなと思います。

それが幸せに生きるパワーになるから。

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