発達障がい 【世界=私、だから書きました】

私は臨床心理学を専攻して学びました。

人の内面が好きなのです。興味があるのです。

なので、卒業後もそれに関連するワードはよく目に留まりました。

NHKのハートネットという番組ではよく発達障害についてやっていて、

時間が合う時は見ています。

先日はこれまたNHKで発達障害の特集が組まれていて、

録画して見たかったんですが

裏番組を夫が録画していたので諦め。

そんな感じで過ごしていたら、

いくつかのよく拝見するブログで「発達障がい」のワードを目にして、

やっぱりあの番組を見たかったな、と思いました。

さて、前置きが長くなりました。

よくこのブログにも登場している夫ですが、

彼はT大(大学院まで)卒、それも主席で卒業。

すんごく頭が良くて、

すんごく頭が良くないとできない仕事をしています。

すんごく頭が良くて、

すんごく偏っています。

普通の頭の私でも分かることが、

夫には分からない。

ということが何度もありました。

だから、

「バカだね(笑)」

と言ったら、

ものすごくびっくりしていました。

生まれてこの方、

「バカ」

と言われたことがないんだろうなぁと思いました。

私は、夫のことを

ものすごく頭が良くて、

ものすごく馬鹿(な部分がある)だな、

と思っています。

例えば、車の運転で、

踏切で前が詰まっていたら普通進まないですよね。

でも、進んじゃう。

馬鹿、でしょう?

そうかと思うと、

時々、踏切の前で一時停車する時に

窓まで開けて確認したりする。

普通、そこまでしなくないですか?

流れ的にもうお分かりかと思いますが、

夫、小学校入学の時の検査で

発達障がいの疑いあり、と言われたそうです。

その後どうしたのか詳しく聞いていませんが、

年月を経て大人になった今、エリート街道を歩いています。

ちなみに夫の弟さんも同様、

発達障がいの疑いあり、と言われて、

年月を経て大人になった今、エリート街道を歩いています。

違う点は、

夫は小学校の時から勉強ができて、そのままずーーっと頭がいい。

夫の弟は、勉強嫌いで「将来は浮浪者になりたい」と言っていたそうです。

そして弟さんの方は、多動の傾向があったようです。

夫は多動ではない。(どんな傾向かは聞いていません。)

おもしろいのは、

夫のご両親は

「浮浪者になりたい」なんて言うな!

などと言わないで笑って聞いていたことです。

型にはまらない子供、だと思っていたんだと思います。

夫のご両親は、やりたいことをやらせる主義です。

子供の感性を否定しない。

だから、兄弟姉妹の全員が、

反抗期には親にではなくて先生に反抗していたんだって。

すごい~。

子供が嫌がることを言ったりしたりしないから、

反抗することがなかったんですね。

すごい~。

何かを無理やりやらせることもなかったんだって。

「子供のやりたいようにやらせる」

って、実践するのはすごく勇気がいります。

でもそれをされてきたんだからすごいです。

だけど、夫の弟さんは、

「うちの母親、そんなに素晴らしい親じゃなかったぜ・・」って言ってたけどね(笑)

でも、多動傾向の弟さんには、そりゃあそう思われるかも、とも思います。

実際はどうだったのかは、分かりません。

夫の兄弟はみーんな頭がいいので、

「どうすれば勉強ができるようになりますか」

という話を何度も、色んな角度から聞きました。

それでも、

弟さんのことは「大変だった^^;」

としか聞いていません。

あまり話したくないようでした。

今度弟さんに会ったら聞いてみよう。

どうして勉強する気になったのか。

夫も夫の弟さんも大人になった今、

社会に適応できていないようなところは見当たりません。

途中で適応する術を見つけたのかもしれません。

それでも普通よりずば抜けている感覚があるようです。

音。絶対音感はよくある話ですが、

味覚もです。

レストラン等で一度食べただけで、

材料が全部分かって再現できるそうです。

やっぱりどこか、普通じゃないんだと思います。

そして、やろうと思ったら、強い。

普通のレベルじゃなく勉強ができるようになったりする。

夫のお父さんも偏りがあるんだそうです。

嫁の私にはあまりよく分からないけど・・。

なので、

そういうお父さんから生まれた夫も、大きな偏りがあるし、

そういう夫から生まれたうちの子も、大きな偏りがある可能性が高い。

と思っています。

夫のご両親や兄弟を見ていて、

偏りがあることは

ただそれだけのこと、という風に思います。

今のところは。

「偏りがある」は、いいも悪いもない。

ただ、子供を愛する親として

「そういう人間なんだね~」

と愛を持って見てるだけ。

「浮浪者になりたい」

と小学生の子供が言ったら、

「ええ!?そんな風に思うの良くないよ、

もっと、警察官になりたいとか、先生になりたいとか、思わないの!?」

って思ってしまいそうです。

「この子は面白い考えを持つなぁ~ハハハ!」

って、、

今の私、言えないです。

でもよく考えてみたら

その発言の前までに

「この子は枠にはまらない考え方・捉え方をする子だ」

っていうのをさんざん見てきたから

そう言えるようになったのかもしれませんね。

だけど学校に上がってからだと

先生に色々言われたりしなかったのかな。

あの義実家のことだから、

先生が色々言ってきたのだとしたら、

宿題を親がやって、

それをノートに丸写しさせてたりしたのかも(笑)

これなら先生に何も言われないでしょ、とか言って(笑)

義実家は、そういう自由な感じのおうちです。

教科書の音読も、

代わりに好きな漫画を声に出して読めばハンコ押すよ!みたいな感じだったりしてw

ありえる(笑)

発達障がいも、程度や

特徴の組み合わせによって様々だと思います。

どうするのがいい、と一概に言えないのが

難しいところな気がします。

じゃあなんでこんな記事を書いたのかと言うと、

世界=自分だからです。

自分だったら、発達障がいに関する話を色々聞いてみたい。

特に、子育て中はどういう大人になるのか分からず不安だから、

大人になって上手いこといってる人の話を聞いてみたい。

何かほんのわずかでも、エッセンスを感じられるかもしれない。

これは、私が私に宛てて書いた記事です。

というか、このブログ全てがそうです。

そして、会ったこともないけれど、

一方的に大切な存在として思っているブログ筆者さんが

今辛そうで、心が痛くなり、

それでも何もできない私。

「住所を知っていればハーブティーでも(何か心がほんのわずかでも休まりそうなものを)送れるのに。」

そう思った後に、

そうだ、世界=私だ。

私からまず気を休めよう、と

好きなお茶を用意してふぅ~っと飲みました。

このブログが、どなたかの心をわずかでも軽くできますように。

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コメント

  1. なつろん より:

    るんさんこんにちは♡
    義実家さんの偏りのある子ども達への関わり方、物凄く参考になります!
    そして、社会に適応されている夫さんや夫さんの弟さんのお話も、とても勇気づけられます。

    記事を読ませていただいて、親には反抗せず先生に反抗していたというくだりから、次男は学校に反抗してるのかな?なんて思いました。
    まだ反抗期ではないですけど、次男が不登校をして困るのは、実は次男よりも学校だってりするんですよね。

    自由自在の自分を型にはめようとしている!という学校への反抗⁈復讐⁈
    私にもあります、反抗的態度。
    そういう時は、私が次男のしてほしくないことをしているんだなと振り返ることができます。
    次男はいろいろ教えてくれます。

    るんさんのブログでもコメントでも、とても励まされます!
    受け入れるぞー!と決めた自分に、嬉しいメッセージでした♡
    いつも気づきをありがとうございます♡

    • run より:

      なつろんさん、コメントありがとうございます。
      そうか、
      反抗も、自分が「反抗はマイナスなもの」と判断するから「マイナスな」ものになるんですね。
      「反抗」という行動は、
      子供がどうしたいか、子供が考えてることを教えてくれているってことなんですね。
      反抗も一つのコミュニケーション。意思表示。

      以前、なつろんさんに「色黒」は「小麦色」と教えて頂いたことを思い出しました。
      今ネガポ辞典で「反抗」を探しましたが、ありませんでした(笑)
      自分で辞典に追加するなら「意思表示して教えてくれている」とかですかね。

      こちらこそ、いつもありがとうございます!